二つ目の備忘録

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読書 孫の二乗の法則

読書 孫の二乗の法則

 

孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学 (PHP文庫)

孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学 (PHP文庫)

 

 

先日アーム社の買収で話題になったソフトバンク孫社長成功哲学についての本です。

 

25個の漢字に集約して表現されている孫の二乗の法則。重要な岐路に立ったとき、この法則に照らして意思決定しているという。

 

孫さんが20代の頃に考えたものだそうですが、以来振り返り気づきを得るツールになっているということで、アーム社の件でも使われたのかなと思います。

 

内容的には孫氏の兵法と孫さんが自分で考えたオリジナルのミックスですが、自分のような人間でも参考になると思いました。

 

道 志を立てる

天 天の時を知る

地 地の利を得る

将 優れた部下を集める

法 継続して勝つ仕組みをつくる

 

頂 ビジョンを鮮明に思い描く

情 情報を可能な限り集める

略 戦略を死ぬほど考え抜く

七 七割の勝算を見極める

闘 勝率七割とみたら果敢に闘う

 

一 一番に徹底的にこだわる

流 時代の流れを見極め仕掛ける

攻 あらゆる攻撃力を鍛える

守 あらゆるリスクに備える

群 単独ではなく集団で闘う

 

智 あらゆる知的能力を磨く

信 信頼に値する人物になる

仁 人々の幸せのために働く

勇 闘う勇気と退く勇気を併せ持つ

厳 時として部下に対し鬼になる

 

風 動くときは風のように素早く

林 交渉は水面下で極秘に

火 攻撃は火のように激しく

山 ピンチでも決して動じない

海 勝った相手を包み込む

 

本書ではそれぞれの文字の詳しい説明、応用と実践について書かれてあります。すべてのビジネスマンに一読の価値ありと思いました。

読書 ひとり税理士の仕事術

読書 ひとり税理士の仕事術

 

ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

 

 

品薄でなかなか買えなかったのですが、ようやく入手して熟読しました。

 

著者は雇われない・雇わない税理士として1人で事務所運営をされています。この小規模な運営が自分の目指すところでもあり、非常に興味深く拝読しました。

 

税理士業界は、税理士の登録人数が75,000人を突破しえ続けているにも関わらず、その主なターゲットの中小企業数は廃業が開業を大きく上回っている状態で、運営が厳しい状況です。

 

そんな中で小規模な運営で人生の充実を目指す著者の考え方はこれからの時代にマッチしたものと思いました。

 

参考になるポイントが多数ありましたが、代表的なものは下記のようなことでした。

 

  • ひとりで対応できる顧客数は10-15件が限度
  • 自分を安売りしない。記帳代行だけの契約は受けない
  • 投入する時間とそこから得られる利益で考える
  • Excel自動化など徹底的に活用する
  • 独立開業時はスモールスタートで
  • ブログ等のセルフメディアを持つ。自分のやりたい仕事ができるように顧客を誘引する
  • コンサルティングのメニューを持つ
  • 収益の柱を複数持つ
  • 紹介会社は使わない
  • お客様のほしいものをアウトプットする。お客様ごとに内容を変える
  • 毎月の初日に自分の月次決算する
  • 午前中はアポ入れない
  • 金土日曜日は税理士業務禁止
  • お客様とのやりとりで電話をなるべく使わない
  • 決算がない月をつくる
  • 税務会計ソフトは使わない。そのほうが深く理解できる
  • 読書する。会計税務の本は根こそぎ読んで視点伝え方を学ぶ
  • 税制改正の大綱が出たらすぐにブログ等で解説する

 

自分もこれらのことを一つでも実践できたと思った次第です。

読書 ない仕事の作り方

 

 

「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方

 

 

 読書 ない仕事の作り方

 

天才みうらじゅんさん著。ゆるキャラ、マイブームなど文化を創造してきたみうらさんの独自の視点について紹介されていて非常に勉強になりました。

 

違和感を感じたら無視せずに「そこがいいんじゃない」と考え、興味をもち自分洗脳する。その後継続して突き詰めていく生きざまがすごいです。まさにオンリーワン。

 

ネーミングの重要性を説き、自分が考えたネーミングを言い続ける根性がすごいです。

 

「一人電通」なる情報拡散術も勉強になりました。最近はすぐにSNSとかの情報拡散の話になりますが、実際問題として一人電通は実効性がはんぱではありません。

 

みうらさんの仕事術は、徹底した現場主義を貫き熱意をもっておびただしい量のインプット収集を行うこと、集めた情報・モノを組み替えて新しい価値創造を行っていること、複数のメディア(複数の雑誌など)を同時一気に使ってアウトプットを拡散させること、かと思います。

 

これができる人はあまりいないと思います。稲盛フィロソフィーによると仕事の成果=考え方x熱意x能力だそうですが、みうらさんはこれを地でいっている感じです。

 

こんな人ほかにいません。なのでみうらさんに紫綬褒章を。人間国宝でもよいくらい。エロスクラップが世に出ないのが残念でなりません。

 

個人事業主や中小企業経営者にもビジネス書として参考となる1冊です。

読書 「情報の強者」

 

情報の強者 (新潮新書)

情報の強者 (新潮新書)

 

 

伊藤洋一さんの著書。情報のインプットからアウトプットまでの著者の方法論が書いてあります。伊藤さんのRoundup World Nowという番組をポッドキャストで毎週聴いており、どこかで聴いた話も幾つか出てきますが、参考にしたいポイントがたくさんありました。

 
例えば、
1) 日本のマスコミの情報だけインプットしない。偏ってしまうから。日本以外のメディアではNHK BSのワールドニュースが良い。 ネットではニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなど。私個人は日本語の CNNのサイトを見ています(無料だから)
 
2) 情報をインプットするタイミングを決めておく。ダラダラインプットしない
 
3) 同じ情報を重複してインプットしないようにする。時間の無駄だから
 
4) インプットした情報をループさせる。この点、自分の理解は情報を咀嚼して、既存の情報や知識知識とリンクさせ新しい組み立てを考えるという事かなと思います
 
5) 毎日アウトプットする。ブログやFacebookなどへ
 
個人的な課題としては情報のループをどうやってやるかです。 マインドマップを使ったりして試行錯誤です。毎日アウトプットもむずかしいので、時間を決めてやってみようと思ったりしています。
 
情報をうまくさばいて活用力を上げたい方へお勧めの一冊です。
 

FP2級 受験結果と勉強法

2016年5月22日に行われたFP2級学科試験。

やっと答え合わせをやってみました。60問中51点でした。マークを間違えていなければ、合格です。
 
1回でクリアできてほっとひと安心。
 
今回やった勉強法は、次のとおり。
1) テキスト読む。1回転目は目次だけ。2回目は各章のとびらに書いてあるまとめだけ。3回目は熟読。4回目は巻末索引の用語が説明できるか確認して、出来なければ本文に戻る。5回目は数字とか暗記箇所に付箋付けながら。
 
2) 問題集解く。最初から順に。間違えミスした問題に付箋付けながら。付箋は端を少し本の外に出す。2回目以降は付箋のある問題だけ回転して、できるようになったら付箋を本の内側に入れて外から見えなくする。パッと見た目で出来ない問題数が分かるようにするのがコツ。
 
3) 過去問3つと予想問題3つ、時間計って解く。問題中の各肢への印の付け方を工夫しながら実戦練習。時間が余る場合、足りない場合など想定して対応も考える
 
4) 前日と当日でテキストの付箋箇所を2回転。特に苦手な年金と保険のところをチェック
 
今回使ったテキストと問題集は以下のとおり。

 

みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2016-2017年

みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2016-2017年

 

 

 

みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2016-2017年

みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2016-2017年

 

 

 

2016年5月試験をあてる TAC直前予想 FP技能士2級・AFP

2016年5月試験をあてる TAC直前予想 FP技能士2級・AFP

 

 

資産運用 民泊の規制緩和

先日ラジオを聴いていたら、民泊について旅館業法の規制緩和が検討されているという話をしていました。これまで33平米だった免許の要件を収容人数1人あたり3.3平米に緩和するということです。
3.3平米というとワンルームマンションを民泊に出すことができるということで、資産運用に活用できるのではと思いました。

・投資用ワンルームマンションを民泊用にして、Airbnbのようなサービスを使って収益を得る
・投資用ワンルームマンションを管理会社に委託してホテルとして使ってもらい、収益を得る

訪日旅行者の増加など、ホテル不足が叫ばれていますので、ニーズがありそうだと思います。都心の投資用区分マンションは利回りが低いと言われていますし、空室率も場所によっては高いようなので供給もありそうです。

ファイナンス 米ドル資金をどう円転するか

外資系企業で働いていると、持株会も外国の証券会社だったりします。

株を売ると決済金は外貨米ドルで、MRFとかに保持されている状態になります。

これをいつどうやって円に換えるのが良いのかについて調べて見ました。

 

ひところ120円を超えていた米ドルも最近は113円くらいになってしまい、今円転すると、なんとなく損した感じがするので、ドルのままキープしつつかつ取り扱いがしやすい方法を考えてみました。

 

1. 証券会社に普通に送金指示する場合

指示時のレートに両替手数料がのったレートで円転されて、日本の銀行に入金される。証券会社に対し送金手数料がかかる。銀行によっては入金時に被仕向手数料がとられる。自分の場合新生銀行なので手数料無料。円で入金されるので取り扱いは一番しやすい

 

2.証券会社にドル送金を指示する場合

ドルのままの送金指示もできる。送金手数料のみかかる。日本側の銀行によっては、ドルのまま入金できる。自動的に外貨預金になる。新生銀行の場合、総合口座外貨預金がついているので、特になにもせず手数料なしでドル入金できるもよう。レートが改善したら円転すれば良く、その手数料は片道15銭。ステイタスによっては片道7銭まで優遇レートがある

 

3. 米国に銀行口座を開設して利用する場合

三菱東京UFJ銀行を経由してユニオンバンクの口座が開設できる。いったんこの口座に送金して米国出張時にATMでドルのまま引き出して使う。saving accountも使えるので多少利率の良い運用もできる。キャッシュカードの発行もでき、日本からでもcirrus対応のATMで円で引き出しできる。ただしcirrusの両替手数料やATMの利用手数料がかかる。ゆうちょ銀行のATMなら手数料はかからないもよう


自分の場合は、2が良さそうです。最近出張の機会も減ってきましたし、新生銀行で外貨定期とか多少の運用も出来そうです。