読書 ない仕事の作り方
読書 ない仕事の作り方
天才みうらじゅんさん著。ゆるキャラ、マイブームなど文化を創造してきたみうらさんの独自の視点について紹介されていて非常に勉強になりました。
違和感を感じたら無視せずに「そこがいいんじゃない」と考え、興味をもち自分洗脳する。その後継続して突き詰めていく生きざまがすごいです。まさにオンリーワン。
ネーミングの重要性を説き、自分が考えたネーミングを言い続ける根性がすごいです。
「一人電通」なる情報拡散術も勉強になりました。最近はすぐにSNSとかの情報拡散の話になりますが、実際問題として一人電通は実効性がはんぱではありません。
みうらさんの仕事術は、徹底した現場主義を貫き熱意をもっておびただしい量のインプット収集を行うこと、集めた情報・モノを組み替えて新しい価値創造を行っていること、複数のメディア(複数の雑誌など)を同時一気に使ってアウトプットを拡散させること、かと思います。
これができる人はあまりいないと思います。稲盛フィロソフィーによると仕事の成果=考え方x熱意x能力だそうですが、みうらさんはこれを地でいっている感じです。
こんな人ほかにいません。なのでみうらさんに紫綬褒章を。人間国宝でもよいくらい。エロスクラップが世に出ないのが残念でなりません。
個人事業主や中小企業経営者にもビジネス書として参考となる1冊です。