二つ目の備忘録

会計税務、読書、旅行など

住宅ローン診断士について調べてみた

f:id:cinqplans:20170307135345j:plain

先日宅建士の登録実務講習を受講した際に、講師の方から「住宅ローン診断士」というのがお勧めだよというお話がありました。取得も簡単で、不動産業のおまけ資格として良いのでは?ということでした。

 

それで気になっていましたので、ちょっと調べてみました。

ポイントは下記のとおり。詳しくは日本住宅ローン診断士協会のサイトにあります。

 

  • 住宅ローン診断士とは、日本住宅ローン診断士協会が認定する住宅ローンコンサルティング分野の専門家資格
  • 宅建士なら講習(ビデオ又は対面講習5時間、記述式レポート)のみで取得可能
  • 費用は講習が29800円、登録と年会費がそれぞれ1万円
  • パートナー制度というのがあり、日本住宅ローン診断士協会の提携代理店である株式会社JMPパートナーズ(貸金業登録業者)との間で契約して、ローン媒介業務を行うというもの。住宅ローンを借りたい顧客をJMPパートナーズに紹介することで、成功報酬が得られる制度になっている(要するにアフィリエイトのようなビジネスモデル)
  • また調査DD(デューデリジェンス)業務というものもある。これは住宅ローンを借りたい顧客の属性情報をヒアリングしたり、審査に必要な書類を集めたりするローン媒介の補佐業務で、JMPパートナーズに資料を提出して成功報酬をいただくというもの

 

なるほどという感じですが、いずれもJMPパートナーズ社との契約によって成り立つ話であり、広く一般の銀行に当てはまるような話では無かったですね。しかも、その名のとおり住宅ローンだけの話であり、例えば事業者向けのビジネスローンのようなものは対象になっていません。

 

住宅ローンのアフィリエイトというと、サイトに広告貼って報酬をもらうという感じかと思いますが、こういうやり方もあるのかと勉強になりました。宅建業者の場合は例えば全宅住宅ローン株式会社というところに顧客の住宅ローンを取り次いで紹介手数料をもらうという方法もあるようです(詳しくはこちら)。

 

自分がやりたいかというと今のところ興味が無いですが、知っておいても損が無い話だと思った次第です。